|
犬がおもちゃを持ったまま、走って逃げ回ってしまうのであれば、遊びをやめます。犬を無視して、その場から離れてしまいましょう。その後ステップ2、3のトレーニングをします。
|
|
ロープ付きのボールか、手持ちのボールにナイロンの靴下をしばりつけます。適切な長さは10センチ強の紐が犬の口から出る程度です。もし引っ張りっこ用のおもちゃを持っているのであれば、手で持つところがついているはずですね。もし犬がおもちゃを返さないのであれば、自分の握っている部分を離さずそのまま動きを止めてください。言葉は一切かけません。ゆっくりと手を動かしながら犬の口元まで近ずけていきます。その手を自分の体にしっかり寄せます。その位置で動きを完全に止め、引っ張りっこにならない状態を作ります。犬はおもしろくなくなり、すぐに「マイ
ターン」と言い、人間がおもちゃを取ります。その後1、2秒待って再び遊びを始めます。ここで犬は言われた通りにおもちゃを離すと、再び遊んでもらえるということを学習するのです。
|
|
これは遊びの中でなく、別に時間を設けてトレーニングしてください。自分のポケットにおやつを入れてイスに座ります。そばに来た犬にロープ付きのおもちゃをくわえさせます。この時、おもちゃは投げないでください。犬にリードを着けておくとよいでしょう。おやつを持っているのを見せ、少しじらします。おやつを差し出すと、おそらく犬は口を開けます。犬が口を開けようとしたら、そのタイミングで「マイ
ターン」と声をかけます。おもちゃを取って、おやつをあげましょう。犬がおやつを食べ終えたら、もう一度おもちゃ与え、同じエクササイズを繰り返します。ほぼ確実に毎回素速く、このギブ&テイクができるようになったら、今度はおやつを見せずに「マイ
ターン」と声だけをかけてみます。おもちゃを離したら隠しておいたおやつを与えてください。この後はおやつをランダムに与えるという形に移行します。 |