Pet Dog Training TIPS Vol.2
<2004>No.11

「オイデ」が嫌な言葉になってしまう12の理由

1. 「オイデ」−グラニーがケーキを食べているのを邪魔しないで。
2. 「オイデ」−ゴミ箱あさりをやめなさい。
3. 「オイデ」−お風呂に入るよ。
4. 「オイデ」−口に入れてるクリネックスを出しなさい。
5. 「オイデ」−「オイデ」「オイデ」−ポチとの遊びをやめなさい、家に帰る時間よ。
6. 「オイデ」−靴を噛んだりして、悪い子!オイデ(殴る)
7. 「オイデ」−どんなに怒っているかわかるように、嫌な声のトーンで呼ぶ。
8. 「オイデ」−捕まえるまで追いかけるよ。
9. 「オイデ」−(犬が来る)オスワリ、オスワリ、オスワリィ!!座らないなら無理に座らせるぞ。
10. 「オイデ」−吠えるなんて、なんて悪い子!
11. 「オイデ」−さぁ、爪切りするよ。
12. 「オイデ」−オイデ、オイデ...私は犬から離れるけど、もしかしたら次の「オイデ」で来るかもしれない。

「オイデ」が好きな言葉になる12の理由

1. 「オイデ」−お散歩よ。
2. 「オイデ」−フードボウルをもって、さぁ食事の時間よ。
3. 「オイデ」−囲いのある庭にいるだけでは、退屈でしょう。
4. 「オイデ」−首輪にさわらせて、そうしたらご褒美をあげる。
また遊びに戻っていいわよ。
5. 「オイデ」−ひっぱりっこおもちゃを持ってるよ。
6. 「オイデ」−どうせ、こっちに向かってきてるから。
7. 「オイデ」−近くへ来たら、ボールを投げてあげるよ。
8. 「オイデ」−コートを着る。
9. 「オイデ」−私は背中を向けて逃げるよ。こっちで何かおもしろいことをしようっと!
10. 「オイデ」−車のドアを開けるよ。ドライブに行こう。
11. 「オイデ」−いい子だね!戻って、お友達と遊んでおいで。
12. 「オイデ」−いい子!トリーツを持っているとは思わなかったでしょう。食べていいよ。

 犬によっては、「オイデ」という言葉に良い印象を持っていない場合があります。数日前まで振り返ってみてください。あなたの愛犬にいつ「オイデ」と言いましたか?犬があなたのところへ戻ってきてその結果犬にとって良いことがありましたか、悪いことがありましたか。それまでに良くない経験と関連して使いすぎてしまった事で、すでにオイデという言葉を良くないものにしてしまっているかもしれません。トリーツは役に立たないでしょう。あなたがいつも持ち歩いていないのを、犬は知っています。追いかけても無駄です。犬はあなたより速いですから。

 最初から始めてみます。「オイデ」のキューに新しい言葉を使いましょう。古い言葉を無視するのに慣れてしまっていますから、間違った関連づけがされた言葉に、わざわざ良い行動をさせるようトレーニングする必要はありません。まっさらな状態から、やり直します。「コイ」「クロース」「ヒア」などは、「オイデ」の代わりとして使えます。しかしトレーニングの準備を整えてから、そのキューを使うようにしましょう。犬が確実に来る状況でなければ、その言葉は使わないようにします。犬をよく見ているか、犬がリードについていなければ、呼ばないようにしてください。以前使っていた「オイデ」という言葉は今後使わないと心に決めてください。あなたの力になってくれる地元の動機付けによる方法を用いるトレーナーを探し、犬と一緒に学習しましょう。

《実践的なアドバイス》どんなにトレーニングしても100%ということはありえません。フェンスで囲った庭やリードに代わるものではありません。


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