Pet Dog Training TIPS Vol.3
<2005>No.4

ペットと飛行機で旅行

ウキウキ、それともイライラ?

 旅行の時期になりました。ペットとの旅を計画している人もいるでしょう。もし飛行機での旅行を考えているなら、各航空会社による規定を熟知しておいてください。犬にとっての飛行機旅行は、ストレスにもなるし危険でもあります。これから書くことを、飛行機旅行があなたの犬にあっているのかどうかを決める参考にしてください。

事前に獣医師と相談しましょう

 行き先を話し、持参しなければならない健康管理の書類やワクチンの証明書について質問してみます。外国や島に旅行を考えているなら、検疫義務についても調べておきましょう。獣医師が、飛行中に鎮静剤を使うことに賛成か反対かを聞いてみましょう。すでに腎臓や心臓に病気を抱えている犬には、飛行機旅行は危険かもしれません。ブルドッグ、ボストンテリア、ペキニーズなどに代表される短頭種の犬達 には、ストレスがより大きくかかることや気温が高くなりすぎる環境にも要注意です。

どの飛行機会社がいいの?

 持ち込み荷物制限と、それが犬にはどう当てはまるのかを、各飛行機会社にたずねてみましょう。

 乗り継ぎ便への乗り遅れや長い待ち時間を避けるため直行便を選びます。もっとも忙しい旅行の時期は避けましょう。これはすこしでも飛行機会社の職員が犬をみてくれる時間があるようにという思いをこめてですが。タールマカダム舗装の滑走路で犬が待たされることも予想されます。暑さや寒さの激しい季節は避けたいですね。季節によっては、気候の変化が激しいということで、犬の持込を断るルートを決めている飛行機会社もあります。犬はどこに置かれるのでしょうか?バッグと同じ場所であるなら、気圧の視調整がされているのか、そして気温の調整はどう行っているのかもたずねます。犬のクレートが人間の手で運ばれるのか、ベルトコンベヤーに乗せられるのかもきいてみます。小さな犬であれば、認めている犬を入れるバッグに入れて、前座席の下に入れていくことができるのかもたずねてみましょう。

犬の準備

 空港は怖くて、騒々しく、さまざまな匂いのする場所です。空港まで犬をドライブに連れて行ってみましょう。犬のリアクションを見て、ストレスの臨界点を超えないように注意していてください。犬がクレートになれていないなら、旅行の数ヶ月前からトレーニングを始めましょう。飛行機旅行に認められているクレートを買う必要がありますね。通常は上下半分に取り外しが可能なタイプのものです。ネジがきっちりしまっているか確認してください。ワイヤー、ナイロン、ある種類のプラスティック、金属のものは禁止されているかもしれません。ショックの吸収性が高い敷物を、万が一の事故の場合を考えて用意しましょう。旅行で実際に使う予定のクレートには十分ならしておきましょう。車に乗せたり、その中でお留守番もできるようにしておきます。油性のペンで、あなたのフルネームと住所をクレートに直接書いておきましょう。フライト番号、行き先の住所や電話番号、犬のID番号、あなたの携帯電話番号を毎回しっかりと書き込み、そして犬の写真をクレートに貼り付けておきます。持ち込み荷物にも同じ情報を控えておきます。犬を引き取るときのために、リードと飲み水を用意しておきましょう。

 またフライトの6時間前からは食事を与えないでください。もし非常に暑いのでなければ、水もフライトの一時間くらい前から摂取を控えさせます。長時間の旅行であれば、クレートの中にプラスティック製の水のみをいれておくことをお勧めします。暑い日なら氷の塊をいくつかいれておいてもいいですね。犬がクレートから逃げ出してしまわないように、「クレートの扉は開けないでください、食事や水を与えないでください」と書いておきましょう。

 クレートの中に入れるものはすべて危険をはらんでいます。犬が不安になると、ベッド素材として入れたものが体にからまってしまったり、噛んで遊ぶおもちゃをのどに詰まらせるかもしれません。

考えること:できるだけ犬にやさしい旅行の移動方法を選んであげましょう。


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