テリー・ライアンの略歴
1968年から、動機付けによるトレーニング法を用い、ゲームなどを取り入れた家庭犬のしつけ教室のインストラクターをしています。1981年から94年までは、ワシントン州立大学、獣医学部のピープル―ペット・パートナーシップのコーディネーターをつとめました。デルタ・ソサエティ最初のメンバーの一人で、さまざまなヒューマン・アニマル・ボンド・プロジェクトに携わりました。1993年から96年にはデルタ・ペット・パートナーズ・インストラクターとアニマル・エバリュエーターをつとめました。1966年からオビディエンス、ショー、トラッキング競技などに自身の犬で、参加しています。
国内外のさまざまな機関で、主要なポジションに就いています。全米愛犬しつけインストラクター協会(NADOI)の元会長で、現在は理事をつとめています。ペット・ドッグ・トレーナーズ協会(APDT)の創立会員です。ウルフ・パークの北米野生生物財団、行動学研究所では諮問委員をつとめ、毎年夏には1週間のワークショップで講義を行っています。1984年にAKCのオビディエンス・トライアルのジャッジになり、現在名誉職にあります。
アメリカでの活動
ワシントン州、スクイムで個人レッスンやしつけ教室を開いています。
毎年夏には、インディアナのウルフ・パークで開催される1週間コースで講義を行っています。アメリカ動物愛護協会(AHA)のヒューメイン・ドッグ・トレーニング・プロジェクト委員会で委員長をつとめ、ペッツマートの家庭犬のインストラクター・コースでは開発チームに加わりました。また、パピーワークスでは定期的に講義を開いています。
日本と諸外国での活動
1年のうち3、4ヶ月を日本で過ごします。日本動物病院福祉協会による家庭犬のしつけインストラクター養成講座の講師をつとめています。優良家庭犬普及協会の理事で、実際にクラスを教えるとともに、優良家庭犬認定試験およびパスポート制度の確立と普及に尽力しています。
2002年よりD.I.N.G.O.のMIT(マスターインストラクタートレーナー)に就任し、顧問的な立場で世界5カ国でのD.I.N.G.O.の活動を支援しています。
1994年から1998年まで、オーストラリアではアニマル・ウェルフェア・リーグの5日間インストラクター・コースを年に一度講義を行っていました。
出 版
1995年以来、アメリカン・ケネル・クラブの会報に、しつけに関するコラムで定期的に寄稿しています。ヒューマン・アニマル・ボンド、行動学、トレーニング、また犬のこと一般に関する出版物が多数あり、英語だけでなく、日本語、ノルウエイ語、フランス語にも翻訳されています。最近の著書には「犬ともっと仲良くなる方法」「Training
Tips Vol.1」などがあります。また音に恐怖反応を示す敏感な犬のためのCDも販売されています。
商品開発
テリー・ライアン シグネチャーシリーズというコンセプトで、様々なメーカーからテリー・ライアンのサインが入った商品が発売されています。これらの商品には常に使い方のノウハウが書き込まれたブックレットが付いています。
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